潘事務総長、異例の安保理批判 弾圧続くシ

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は18日、ニューヨークで開かれた会合で、反体制派への武力行使が続くシリア情勢をめぐる安全保障理事会の対応について、「結束が必要な時に、深く分断されている」と述べ、制裁決議採択に反対するロシアと中国を暗に批判した. 潘氏が安保理常任理事国を批判するのは異例だ. 潘氏は「安保理常任理事国など大国には常に配慮してくれる」(安保理外交筋)姿勢で知られる. 批判に踏み切った背景には、国連の推計で過去10カ月間に市民5千人以上を殺害するなどアサド政権による弾圧が止まらない中、事態収拾へ主導的役割を果たせない安保理へのいら立ちがあるとみられる. ナイキ エアジナイキ エアジョーダンョーダン 2 イスラム3カ国から女子代表登場 「新時代 inconviwes シリア情勢をめぐって安保理は昨秋、政権側が弾圧をやめなければ、国連加盟国に対抗手段を取ることを認めるとする欧州理事国提出の決議案を採決したが、「内政干渉につながる」としてロシアと中国が拒否権を行使. それ以後も協議は続いているものの、制裁決議の採択を目指す欧米諸国と、ロシア、中国の溝は埋まっていない.