将棋・郷田九段が棋王奪取 10年ぶりタイ

第37期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)の第4局が17日、宇都宮市で指され、挑戦者の郷田真隆九段(41)が久保利明棋王(36)に110手で勝って通算成績を3勝1敗とし、タイトルを奪取した. 郷田九段がタイトル保持者となるのは10年ぶり. 郷田九段は今回の五番勝負で、第1局に敗れた後、3連勝した. 1990年にプロデビュー. これまでに王位1期、棋聖2期を獲得している. 一方、久保棋王は9日にも王将のタイトルを失っており、3年ぶりに無冠となった. これで日本将棋連盟関西本部所属のタイトル保持者がいなくなった.